初めてのソウル旅行では、「明洞と弘大は近いの?」「現金はいくら必要?」「トイレに紙を流しても大丈夫?」など、出発前に気になることが次々に出てきます。
観光スポットを調べても、ソウルの街の位置関係がわからないままでは、移動にどのくらい時間がかかるのかイメージしにくいものです。また、クレジットカードが広く使える一方で、交通カードのチャージなど現金が必要になる場面もあります。
そこでこの記事では、初めての旅行で知っておきたいソウルの主なエリアと、通貨・支払い・チップ・トイレ・喫煙・コンセント・時差・飲み水についてまとめました。
細かなルールをすべて覚える必要はありません。まずは、次のポイントを押さえておきましょう。

初めてのソウル旅行で知っておきたい主なエリア

ソウルには、それぞれ雰囲気の異なる街が点在しています。
すべてのエリアを覚える必要はありません。「泊まる場所はどこか」「行きたい場所はどの方向にあるか」がわかれば、旅行の計画を立てやすくなります。
【ソウル駅】空港からの玄関口
ソウル駅(ソウルヨク)は、仁川空港と市内を結ぶ空港鉄道A’REXの発着駅です。地下鉄や高速鉄道KTXも乗り入れる、ソウルの交通拠点となっています。
駅周辺には大型スーパーや飲食店がありますが、観光地を巡るには地下鉄やバス、タクシーへの乗り換えが必要です。
空港からA’REXを利用する人は、まずソウル駅を基準に考えると位置関係をつかみやすくなります。
【明洞】買い物とグルメを楽しみたい人に人気
明洞(ミョンドン)は、コスメショップ、ファッション店、飲食店が集まる定番の観光エリアです。
日本語の表示が見つかることも多く、初めてのソウル旅行でも比較的歩きやすい場所です。屋台を楽しめる時間帯もあり、買い物と食事をまとめて楽しみたい人に向いています。
地下鉄駅はありますが、時間帯によっては人通りが多く、大きなスーツケースを持って歩くのが大変なこともあります。
【市庁・南大門】明洞にもソウル駅にも近い便利なエリア
市庁(シチョン)・南大門(ナンデムン)は、ソウル駅と明洞の間に位置するエリアです。
南大門市場、徳寿宮、市庁舎などがあり、明洞にも徒歩や短時間の移動でアクセスできます。観光だけでなく、地下鉄やバスを利用して別の街へ移動しやすいのも魅力です。
観光地のにぎやかさを楽しみつつ、移動のしやすさも重視したい人に向いています。
【弘大】カフェや若者向けのショップが多い街
弘大(ホンデ)は、個性的なショップ、カフェ、飲食店が集まる活気のあるエリアです。
仁川空港からA’REX一般列車でアクセスできるため、弘大周辺に宿泊する場合は空港から移動しやすいのも特徴です。
夜遅くまで営業する店も多く、ショッピングやカフェ巡りを楽しみたい人に人気があります。
【鍾路・仁寺洞・安国】|韓国らしい街並みを楽しめるエリア
鍾路(チョンノ)は、仁寺洞(インサドン)や安国(アングク)などを含む、歴史と伝統を感じられるエリアです。
景福宮、昌徳宮、北村韓屋村などへ行きたい人にも便利です。
明洞や弘大とは違う、落ち着いた韓国らしい雰囲気を味わいたい人に向いています。
【東大門】夜まで買い物を楽しめるエリア
東大門(トンデムン)は、大型ファッションビルや市場が集まるショッピングエリアです。
夜遅くまで営業する店舗もありますが、建物や市場によって営業時間や休業日が異なります。行きたい店が決まっている場合は、事前に営業情報を確認しておきましょう。
【江南】美容・ショッピング・新しい街並みを楽しむエリア
漢江の南側に位置する江南(カンナム)は、美容クリニック、百貨店、おしゃれな飲食店などが集まるエリアです。
明洞や市庁などの中心部からは少し離れているため、観光の予定を詰め込みすぎると移動に時間がかかります。
美容施術を受ける場合は、クリニックの住所と最寄り駅を確認し、同じ日に江南周辺の予定をまとめると移動しやすくなります。
韓国の通貨はウォン

韓国の通貨は、韓国ウォンです。通貨記号は「₩」、国際的な表記には「KRW」が使われます。
紙幣は主に次の4種類です。
- 1,000ウォン
- 5,000ウォン
- 10,000ウォン
- 50,000ウォン
おおまかに日本円へ換算するときは、ウォンの金額から0を一つ取ると目安をつかみやすくなります。
例えば、10,000ウォンなら約1,000円前後です。ただし、実際の金額はその日の為替レートやカード会社の手数料によって変わります。
韓国ではクレジットカードと現金の両方を用意する

韓国ではキャッシュレス決済が広く普及しており、ホテル、飲食店、コンビニ、ショッピング施設など、多くの場所でクレジットカードを利用できます。
そのため、多額の現金を持ち歩く必要はありません。
ただし、次のような場面では現金が必要になることがあります。
- 屋台や市場の一部店舗
- 交通カードへの現金チャージ
- 小規模な店舗
- 現金だけに対応した券売機
クレジットカードを中心に使い、少額の韓国ウォンを予備として持っておくと安心です。
カードが読み取れない場合や利用停止に備え、異なる国際ブランドのカードを2枚程度に分けて持つ方法もあります。
韓国ウォンへの両替はどこでする?
韓国ウォンへの主な両替方法には、次のものがあります。
| 両替方法 | 特徴 |
|---|---|
| 日本国内 | 出発前に用意できて安心だが、レートを比較する必要がある |
| 韓国の空港 | 到着後すぐに利用できるが、市内よりレートがよくない場合がある |
| ソウル市内の両替所 | 比較的よいレートが見つかりやすい |
| 海外対応ATM | 必要な分だけ引き出せるが、カードやATMの手数料を確認する |
初めての旅行なら、空港からホテルへ移動できる程度の現金を用意し、必要に応じて市内で追加する方法がわかりやすいでしょう。
両替所を利用するときは、表示されているレートだけでなく、手数料の有無も確認してください。
韓国ではチップは原則不要
韓国では、日本と同様にチップを渡す習慣は基本的にありません。
レストラン、カフェ、タクシー、ホテルなどで、通常のサービスに対して別途チップを渡す必要はありません。高級ホテルや一部のレストランでは、料金にサービス料が含まれている場合があります。
タクシーでも、メーターに表示された運賃を支払えば大丈夫です。
海外旅行だからといって、毎回チップの金額を考える必要はありません。ソウル観光財団の公式案内でも、チップは韓国の一般的な習慣ではないと案内されています。
韓国のトイレでは紙を流せる?
ソウルには、駅、百貨店、ショッピングモール、観光施設などに、無料で利用できる清潔なトイレが数多くあります。現在は洋式トイレが一般的です。
トイレットペーパーを流せる施設も増えていますが、建物の配管によっては、使用済みの紙を備え付けのごみ箱へ入れるよう案内されていることがあります。
カフェや飲食店では、トイレのドアに暗証番号が付いていることがあります。番号はレシートに記載されていることが多いため、会計後も捨てずに確認しましょう。見つからない場合は店員さんに尋ねれば教えてもらえます。
ソウルでは指定された場所で喫煙する
韓国ではどこでも自由に喫煙できるわけではありません。
ソウルでは、建物内、飲食店、カフェ、公共施設、バス停など、多くの場所が禁煙です。地下鉄駅の出入口周辺も禁煙区域になっています。
道路上で喫煙している人を見かけても、その場所で吸ってよいとは限りません。禁煙区域で喫煙すると過料の対象になることがあるため、「Smoking Area」などの表示がある指定喫煙所を利用しましょう。
特に確認しておきたいのは、次の場所です。
- 空港の喫煙所
- 宿泊ホテル内またはホテル周辺の喫煙場所
- よく利用する駅周辺の指定喫煙所
- 商業施設内の喫煙室
ホテルは全館禁煙の場合もあります。喫煙する人は、予約前または到着時に喫煙場所を確認しておくと、現地で探し回らずに済みます。
ソウルでは地下鉄駅出口から10メートル以内も禁煙区域とされているため、駅を出てすぐに吸わないよう注意してください。ソウル市の禁煙区域案内
韓国では変換プラグが必要
韓国の電圧は220V、周波数は60Hzです。
コンセントは、丸いピンが2本あるCタイプやSEタイプが使われています。日本の平たいAタイプのプラグは、そのまま差し込めません。
そのため、スマートフォンやモバイルバッテリーを充電するには、韓国のコンセントに対応する変換プラグを用意します。
スマートフォンやパソコンの充電器には、一般的に「100V-240V」と表示されており、この場合は変圧器を使わず、変換プラグだけで利用できます。
一方、ヘアアイロンやドライヤーなどが100V専用の場合は、韓国ではそのまま使用できません。故障や発熱の原因になるため、本体に記載された対応電圧を必ず確認しましょう。
海外対応の製品を持参するか、ドライヤーはホテル備え付けのものを利用すると荷物も減らせます。
変換プラグを忘れた場合、ホテルで借りられることもありますが、在庫がない可能性もあります。出発前に用意しておくと安心です。韓国観光公社の電圧・コンセント案内

複数の機器をまとめて充電できます。
日本と韓国の時差はない
日本と韓国に時差はありません。
日本が午前10時なら、韓国も午前10時です。サマータイムも実施されていないため、時計を調整する必要はありません。
飛行時間も比較的短く、到着直後から日本と同じ感覚で予定を立てられます。
ただし、航空券に記載された出発時刻と到着時刻は、それぞれ現地時刻で表示されています。時差はありませんが、搭乗時刻や集合時刻の確認は忘れないようにしましょう。
韓国の水道水は飲める?

ソウルの水道水は飲用でき、歯磨きや洗顔にもそのまま使用できます。
ただし、水道水の味やにおいが気になる場合や、旅行中のお腹の調子が心配な場合は、無理に飲む必要はありません。
コンビニやスーパーでペットボトルの水を簡単に購入できるほか、ホテルの客室に無料の水が用意されていることもあります。
初めてのソウル旅行に関するよくある質問
韓国旅行では現金をいくら用意すればよいですか?
クレジットカードを中心に利用する場合、2泊3日の旅行なら、屋台や交通カードのチャージなどに使う少額の現金を用意しておけばよいでしょう。
必要な金額は過ごし方によって異なるため、最初から多額を両替せず、不足したら市内の両替所やATMを利用する方法もあります。
日本のクレジットカードは使えますか?
VisaやMastercardなどの国際ブランドが付いたカードは、多くのホテル、飲食店、コンビニ、ショッピング施設で利用できます。
ただし、店舗やカードの状態によって利用できない場合もあるため、現金と予備のカードを用意しておくと安心です。
韓国ではチップを渡さなくても失礼になりませんか?
基本的にチップは不要です。レストラン、ホテル、タクシーなどでも、通常は請求された金額を支払えば問題ありません。
韓国で日本の充電器は使えますか?
充電器に「100V-240V」と表示されていれば、一般的には変換プラグを取り付けて使用できます。
日本のAタイプとはコンセントの形が異なるため、CタイプまたはSEタイプに対応した変換プラグを用意してください。
喫煙所は簡単に見つかりますか?
空港や一部の商業施設には指定喫煙所がありますが、街中ではすぐに見つからないこともあります。
宿泊ホテルやよく利用する駅の周辺で、あらかじめ喫煙所を調べておくと安心です。
ソウルの位置関係と基本ルールを知っておけば安心

初めてのソウル旅行では、すべての地名やルールを覚える必要はありません。
まずは宿泊するホテルがどのエリアにあるのかを確認し、そこから行きたい街までの位置関係をつかんでおきましょう。
現地での基本情報については、次の点を覚えておけば十分です。
- 支払いはカードを中心にし、少額の現金も用意する
- チップは原則として不要
- トイレの紙は、その場所の表示に従う
- 喫煙は指定された喫煙所で行う
- C・SEタイプ対応の変換プラグを持参する
- 日本との時差はない
- 水道水は飲用できるが、気になる場合は市販の水を利用する
出発前に少し知っておくだけでも、現地で迷ったり慌てたりする場面を減らせます。
ソウルの街の特徴と日本との違いを押さえ、安心して旅行を楽しみましょう。


