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ベネチア空港からホテルまで「迷わない」ための決定版。
女性ひとり旅の不安を安心に変える、具体的な乗り方を解説します。
初めてのベネチア旅行、空港からホテルまでの移動に不安を感じていませんか?
特に女性のひとり旅では、大きな荷物を持っての迷子は避けたいもの。
本記事では、空港から直接水上でアクセスできる「アリラグーナ」の乗り方を、実体験に基づきどこよりも分かりやすく解説します。
この記事を読めば、迷わず安心してベネチアの街へ降り立つことができますよ。
アリラグーナとは?初心者でも使いやすい“空港直結の水上バス”

ベネチア・テッセラ(マルコ・ポーロ)国際空港に到着して、最初に出迎えてくれるのがアリラグーナ(Alilaguna)です。
陸路のバスとは違い、最初から最後まで「水の都」らしい体験ができるのが最大の魅力です。
アリラグーナってどんな乗り物?
アリラグーナは、空港とベネチア本島、さらには周辺の島々(ムラーノ島やリド島)を結ぶ「乗り合いの水上バス」です。ベネチア本島の入り口であるローマ広場を経由せず、直接観光エリアの主要な船着き場まで連れて行ってくれるのが特徴です。
市内バス「ヴァポレット」との違いは?
ベネチア市内を走る「ヴァポレット(Vaporetto)」は市民の足ですが、アリラグーナは主に「空港アクセス」に特化した私鉄のような存在です。
そのため、ヴァポレットの24時間券などは使えませんが、大きな荷物を持った旅行者が利用することを前提に設計されているため、初心者には非常に扱いやすいのです。
気になる料金とコストパフォーマンス
料金は空港からサンマルコ周辺まで片道€15、往復€27です(※2026年現在の目安)。
水上タクシーをチャーターすると€120以上かかるベネチアにおいて、この価格でホテル近くまで行けるのは非常にリーズナブル。
また、バスで陸路を行き、さらにヴァポレットに乗り換える手間に比べると、ストレスは半分以下と言えるでしょう。
なぜ「女性のひとり旅」に最適なのか
最大の理由は「乗り換えがないこと」です。
慣れない土地でスーツケースを引きながらバスと船を乗り継ぐのは想像以上に体力を消耗します。
アリラグーナなら、空港で船に乗り、目的地の船着き場で降りるだけ。導線がシンプルなので、迷って不安になる隙を与えません。
また、利用者も観光客が多いため、雰囲気も穏やかで安心です。
空港に着いたらまずどこへ行く?アリラグーナ乗り場への導線
飛行機を降り、荷物を受け取って到着ロビーに出た瞬間が一番緊張する時。
でも大丈夫です、案内はとても明確です。
① 到着ロビーからの「青い矢印」をチェック
到着ロビー(1階)に出たら、天井から吊るされている案内表示を見てください。
「Water Transport」または「Alilaguna」の文字と、船のアイコンが描かれた青い看板が見つかります。
これに従って、到着ロビーを背にして右方向へと進んでいきましょう。
② 動く歩道で快適にドック(船着き場)へ
案内に従って進むと、建物を出て屋根付きの連絡通路に入ります。
ここには長い動く歩道が設置されており、大きなスーツケースを持っていても楽に移動できます。
徒歩約7〜10分程度で、目の前にアドリア海が広がるドックに到着します。海が見えた瞬間、旅の疲れが吹き飛ぶはずです!
③ 迷いやすいポイント:他のボートと間違えないで
ドックには「水上タクシー(Private Taxi)」と「アリラグーナ(Public Transport)」の2種類があります。
赤い看板のタクシー乗り場ではなく、青または赤の「Alilaguna」と書かれた看板を探しましょう。
不安になったら、近くの人に「Alilaguna?」と聞けば、笑顔で指差してくれますよ。
チケットの買い方|当日でも安心、支払い方法も解説
チケットは日本で予約しておくことも可能ですが、飛行機の遅延などが不安なら当日購入で全く問題ありません。
どこで買える?窓口と券売機
最も確実なのは、到着ロビー内にある「Alilaguna」の専用カウンターです。赤いロゴが目印。また、乗り場のドック手前にも自動券売機と小さな窓口があります。カウンターでは英語が通じますし、「One way to San Marco, please.」と言えばすぐに発行してくれます。
クレジットカードは使える?
もちろん、主要なクレジットカード(Visa, Mastercardなど)はすべて使えます。ベネチアはキャッシュレス化が進んでいるので、無理に現金(ユーロ)を空港で用意しなくても大丈夫です。
往復チケットがお得な理由
帰りの飛行機もマルコ・ポーロ空港を利用する予定なら、往復(Round Trip)チケットを€27で購入するのがおすすめです。
片道を2回買うより€3お得になります。帰りの船着き場でバタバタせずに済むのも、ひとり旅では嬉しいポイントですね。
どの路線に乗ればいい?「ブルーライン」が王道の選択
アリラグーナにはいくつかの路線(カラー)がありますが、混乱する必要はありません。大抵の旅行者は「ブルー」で解決します。
ブルーライン(Linea Blu)の停留所
ブルーラインは、ムラーノ島、リード島を経由し、サンマルコ広場(San Marco Giardinetti)を通って、クルーズターミナルまで行く最もポピュラーな路線です。サンマルコ周辺や、その対岸のホテルに泊まるなら、このライン一択です。
オレンジライン(Linea Arancio)との違い
オレンジラインは、リアルト橋周辺(Rialto)や、本島の北側を通りたい場合に便利です。ホテルの最寄り駅をGoogleマップで調べ、どちらのラインが近いか事前に確認しておきましょう。迷ったら、サンマルコ行き(Blue)に乗れば、そこから歩いて多くの観光スポットへアクセスできます。
Googleマップでの確認方法
「現在地(空港)」から「ホテルの名前」を入力し、交通手段を「公共交通機関(電車アイコン)」に設定すると、アリラグーナの出発時刻やラインの色が表示されます。これが最も正確でリアルタイムな情報源になります。
ブルーライン (Linea Blu)
- 📍 ムラーノ島 (Murano Colonna)
- 📍 フォンダメンテ・ノーヴェ (F.te Nove)
- 📍 リード島 (Lido SME)
- 📍 サンマルコ広場 (S. Marco Giardinetti)
オレンジライン (Linea Arancio)
- 📍 カンナレージョ (Madonna dell’Orto)
- 📍 グリエ (Guglie)
- 📍 リアルト橋 (Rialto)
- 📍 サンタンジェロ (S. Angelo)

実際の乗り方|スーツケースの置き場所や船内の雰囲気
チケットを手にしたら、いよいよ乗船です。ベネチアの風を感じる最高の瞬間の始まりです!
① 乗船前に必ず「刻印」を!
最も重要なステップです。乗り場の入り口付近にある黄色または白の機械に、チケットのバーコードをかざしてください。これを忘れると検札の際にトラブルになることがあるので注意。周りの人がやっているのを見真似れば大丈夫です。
② スーツケースはどこに置く?
船に乗り込むと、入り口付近に荷物置き場があります。
自分で持ち上げて置くスタイルです。
重い場合は無理をせず、係員さんや周りの男性に「Could you help me?」と声をかけてみましょう。ベネチアの人は観光客の荷物には慣れていますし、助け合いの精神がありますよ。
③ 特等席は「後方のデッキ」
船内はガラス張りで冷暖房も効いていますが、天気が良ければぜひ後方のデッキ(外席)へ!
ベネチアのラグーナ(潟)を滑るように進み、遠くに鐘楼が見えてくる景色は格別です。
潮風を浴びながらの30〜60分は、まるでクルーズ気分です。
④ 揺れや船酔いの心配は?
アリラグーナは比較的大きな船なので、大きく揺れることは稀です。ただし、波が高い日は多少の上下の揺れはあります。心配な方は船の中央付近、進行方向を向いた席に座るのがコツです。
降り方とホテルまでの移動|Googleマップの罠に注意
目的地が近づいてきたら下船の準備。ベネチアの街並みに圧倒されますが、足元には気をつけてくださいね。
停留所のアナウンスを聞き逃さない
船内では次の停留所がイタリア語と英語で放送されます。また、モニターが付いている船も多いです。「San Marco」と聞こえたら、荷物を持って出口付近へ移動しましょう。
サンマルコ停留所の出口から地上へ
サンマルコ広場近くの停留所「Giardinetti」で降りると、そこはもうベネチアの中心部。人の流れに沿って進めば、すぐにサンマルコ広場が見えてきます。ここで一気に「ベネチアに来たんだ!」という実感が最高潮に達します。
Googleマップが狂う?ベネチア特有の現象
ベネチアの路地は非常に狭いため、GPSが数メートル狂うことがよくあります。
マップだけに頼らず、建物の壁にある黄色い看板(San Marco, Rialto, Ferroviaなどの方向指示)も併せて見るようにしましょう。
迷ったら一度広い広場(Campo)に出て、落ち着いて地図を確認するのが正解です。
女性ひとり旅を成功させるための安心ポイント
「夜遅くに到着しても大丈夫?」「スリは多い?」そんな不安を解消しましょう。
夜間の移動は安全?
アリラグーナは深夜近くまで運行しており、車内も明るく清潔です。
空港からの直行便なので、夜でも他の観光客が多く乗っています。
不安を感じるような雰囲気ではありませんが、ホテルへの道順だけは事前にストリートビューなどで予習しておくと安心です。
スリ対策は「降り際」が肝心
ベネチアは比較的治安の良い街ですが、混雑した場所でのスリには注意が必要です。
特に船を降りる際のバタバタしている時、バッグは必ず体の前に。
スーツケースから手を離さないようにしましょう。
雨の日や「アクアアルタ」の注意点
雨の日は船のデッキや乗り場が滑りやすくなります。
また、満潮時に道が冠水する「アクアアルタ」の時期(10月〜2月頃)は、停留所周辺が水浸しになることも。
事前に天気予報をチェックし、必要であれば使い捨てのレインブーツを準備しておくと安心です。
よくある質問|アリラグーナ疑問解消
皆さんがよく心配されるポイントをまとめました。
予約は本当にいらないの?
はい、不要です。本数も定期的に出ているので、満員で何時間も待つようなことはまずありません。
荷物は何個まで持ち込める?
標準的なチケット料金には、スーツケース1個と手荷物1個が含まれています。
特大の荷物が複数ある場合は追加料金(数ユーロ)がかかることがありますが、普通の旅行なら気にする必要はありません。
乗り遅れたらどうすればいい?
次の便を待つだけでOKです。チケットに時間の指定はないので、焦らずに次の便の列に並びましょう。
子ども連れでも大丈夫?
もちろんです。ベビーカーも畳んで乗せることができます。家族連れも非常に多い乗り物です。
まとめ|アリラグーナは“迷わない”が最大のメリット
いかがでしたか?
アリラグーナは、空港からベネチア本島まで、乗り換えなしで運んでくれる最もシンプルでロマンチックな移動手段です。
ベネチア初心者、特にひとり旅の女性にとって、「迷うことなく海の上を走ってホテルへ向かう」という体験は、旅の素晴らしいスタートダッシュになるはず。
最初は緊張するかもしれませんが、一歩踏み出せばそこは魔法のような水の都。
アリラグーナに身を任せて、あなたのベネチア物語を始めてくださいね。

