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ベネチアからローマへ高速鉄道!【Italo・トレニタリア】予約と乗り方ガイド

ベネチアからローマへ高速鉄道で移動するルートは、イタリア旅行の定番。

飛行機より早く、荷物の移動も少なく、初めての旅行でも安心して利用できる移動手段です。

ただ、実際に調べ始めると

「Italo と Trenitalia の違いは?」

「どの座席クラスを選べばいい?」

「サンタルチア駅って分かりやすい?」

など、意外と迷うポイントが多いのも事実。

この記事では、初めての方でも迷わず乗れるように、電車の選び方から予約方法、駅での注意点、車内設備までを分かりやすく整理しました。

ベネチアからローマまでの約3時間45分。

快適に、そして失敗なく移動するための実用ガイドです。

目次

ベネチアからローマは「鉄道」が最強の選択肢

イタリア国内の主要都市間移動において、かつては飛行機が主流でしたが、現在は高速鉄道(Alta Velocità)が圧倒的なシェアを誇ります。
ベネチア〜ローマ間は約500kmありますが、高速鉄道なら最短3時間45分で結ばれます。

飛行機ではなく鉄道を選ぶべき3つの理由

  • 圧倒的な時間効率

    空港への移動、2時間前のチェックイン、保安検査を考慮すると、鉄道の方がトータルで1.5時間以上早く到着します。

  • 中心地へのアクセス

    ベネチア本島の「サンタルチア駅」からローマ市中心の「テルミニ駅」へ。到着後すぐに観光やホテルチェックインが可能です。

  • 荷物制限のストレスフリー

    液体物の制限や重量制限を気にせず、大きなスーツケースを持ったまま乗車できるのは鉄道だけの特権です。

飛行機利用の所要時間と、鉄道利用との比較

比較項目高速鉄道 (電車)国内線 (飛行機)
移動時間 (ドアtoドア)約3時間45分
街の中心から中心へ直行
約5時間30分〜
空港への移動・待ち時間が大半
出発・到着地サンタルチア駅 ⇒ テルミニ駅
観光エリアのど真ん中に到着
マルコポーロ空港 ⇒ローマ空港
市内まで別途1時間+高額な移動費
手荷物ルール制限なし・無料
重量・個数制限を気にせずOK
厳格・追加料金あり
LCCは預け荷物がチケット代より高い場合も
手続きの手間チェックイン不要
5分前にホームに着けば間に合う
2時間前チェックイン
長い保安検査列に並ぶ必要あり

※ローマ空港:ローマ・フィウミチーノ「レオナルド・ダ・ヴィンチ」国際空港(FCO)

Italo と Trenitalia どっちを選ぶ?

イタリアの高速鉄道には、旧国鉄の「Trenitalia (トレニタリア)」と、私鉄の「Italo (イタロ)」の2社が競合しています。
結論から言えば、「予約時に安かった方」あるいは「希望の時間に合う方」を選んで問題ありません。
どちらも非常に清潔で高速です。

特徴   Trenitalia (旧国鉄)     Italo (私鉄)
高速列車の名称Frecciarossa (フレッチャロッサ)Italo (イタロ)
本数と利便性圧倒的に多い
1時間に数本あり、遅延時の振替に強い
やや少なめ
主要都市間のみの運行
価格帯標準〜やや高め
直前予約は高くなる傾向
安め
格安キャンペーンや早期割引が強力
車両・座席安定の高品質
クラス分けが明確でラウンジも充実
モダンでスタイリッシュ
全席革張りシートで内装がおしゃれ

迷った時の選び方ガイド

  • 安心感と本数重視」ならトレニタリア。 本数が多いため、万が一遅延や運休があった際の振替対応がスムーズです。
  • コスパとモダンさ重視」ならイタロ。早くから予約すると驚くほど安く、車両も新しくて綺麗です。

座席クラスの選び方:どれがコスパ最強?

イタリアの高速鉄道はクラス分けが非常に細かく、名前もそれぞれ異なります。特に初めての方は「Standard(スタンダード)」か「Business(ビジネス)」で迷うことが多いでしょう。

Trenitalia クラス詳細

Standard:4列シート。必要十分な広さ。とにかく安く移動したい人向け

Business (おすすめ!):3列シートで広々。ドリンクと軽食、新聞の無料サービスあり。長距離移動の疲れが全く違います。コスパと快適性のバランスが最強

Executive:究極のラグジュアリー。1車両に数席のみ。個室会議室のような座席。ラグジュアリー志向の方向け

Italo クラス詳細

Smart:最も安価なクラス。清潔感があり、日本の特急列車に近い感覚。コスパ重視なら十分満足できる

Prima (おすすめ!):1等車相当。ウェルカムドリンク付き。1名席があるのも嬉しいポイント。快適性と価格のバランスが良い

Club Executive:専用ラウンジ利用可。パーソナルディスプレイ付きの最高級席。Italoの最上級クラス

チケット予約の手順と「早割」のコツ

イタリアの鉄道チケットは、航空券と同じで「早く予約すればするほど安い」仕組みです。
当日駅で買うと、事前予約の3倍以上の価格になることも珍しくありません。

絶対に知っておくべき「運賃体系」

最安運賃。
Trenitalia は変更・キャンセル不可。
Italo は変更可能だが、60%の追加料金+差額が必要(実質ほぼ不可に近い)

中間価格帯。
Trenitalia は1回変更可。
Italo は変更自由(20%手数料)、キャンセル時は40%返金。

最高値だが、変更・キャンセルが柔軟。
予定が読めない人向け。

公式サイトで予約すると、PDF形式のチケットがメールで届きます。QRコードが含まれていれば、印刷は不要です。 スマホの画面を見せるだけで検札(チケット確認)は完了します。

ベネチア・サンタルチア駅の攻略法と注意点

ベネチアの玄関口「サンタルチア駅 (Venezia Santa Lucia)」は、駅を出た瞬間に大運河が広がる素晴らしい駅ですが、実用面ではいくつか注意が必要です。

渡航前にチェック:3つの注意点

① 大階段の罠:スーツケース泣かせの構造

駅舎から運河側に出るには急で長い階段があります。重いスーツケースを持っての移動はかなり過酷。向かって右側にスロープがありますが、混雑時は非常に使いにくいです。

② ホーム番号は“直前まで確定しない”

イタリアの駅は、発車10分前くらいにならないとホーム番号が確定しません。電光掲示板の前で、自分の乗る列車の「Binario(ホーム番号)」が表示されるのを固唾を呑んで待つのがイタリア流です。

③スリへの警戒は必須:特に“ホーム確定の瞬間”

掲示板を見上げている観光客はスリの絶好のターゲット。荷物からは目を離さず、鞄は常に体の前で抱えるようにしましょう。特にホーム番号が出て一斉に移動する瞬間が最も危険です。

車内設備と「荷物置き場」の現実

高速列車の車内は非常に近代的で快適ですが、日本人旅行者が最も心配するのは「大きなスーツケースの置き場所」でしょう。

荷物管理の鉄則:ワイヤーロックは必須

車両の端には大型荷物ラックがあります。しかし、混雑時はすぐに埋まってしまいます。また、「停車駅で自分の荷物が持ち去られないか」という不安はイタリア鉄道旅の宿命です。

物置き場のコツ

  • 中型までなら座席の上の棚に載せられます。
  • 大型ラックを使う場合は、ワイヤーロックで柱に固定するのがベスト。
  • 座席と座席の間のV字スペースも活用できます。

その他の車内設備

  • 各座席にコンセント(Cタイプ)あり。
  • 無料Wi-Fi完備。ただしトンネル内は不安定。
  • トイレは清潔ですが、ペーパーが切れていることもあるのでティッシュ持参を推奨。

ローマ・テルミニ駅到着後のスムーズな動線

ローマ・テルミニ駅 (Roma Termini) は巨大な迷宮のような駅です。到着してホッとするのも束の間、次の移動への判断が求められます。

STEP
出口(Uscita)を確認する

テルミニ駅は出口が多く、方向を間違えると目的地から大きく外れてしまいます。

地下鉄(Metro A/B)
コンコース中央のエスカレーターから地下へ降りると、両路線の改札にアクセスできます。
→ まずは「どの出口に向かうか」を決めるのが最重要。

正面出口(Piazza dei Cinquecento)
タクシー乗り場・バス停が集中しているメインエリア。

STEP
タクシーは必ず「正規乗り場」へ

テルミニ駅構内で「Taxi?」と声をかけてくる人は、100%白タク(非正規)です。

料金トラブル・遠回り・法外請求などの被害が多発しているため、必ず駅前の正規タクシー乗り場の列に並ぶのが鉄則。

【正規タクシーの特徴】

白い車体

屋根に「TAXI」表示

メーターあり

STEP
空港へ向かう場合:レオナルド・エクスプレスの乗り場に注意

フィウミチーノ空港行きの特急「Leonardo Express」は、23番・24番ホームから発車することが多いです。

駅の端にあるため移動に時間がかかるのと、スーツケースが多いと移動が大変なので、早めにホームへ向かう方が安心です。

●所要時間:32分(直通)
●運行間隔:15〜30分

さいごに:イタリア鉄道旅を最高の思い出に

ベネチアからローマへの高速鉄道移動は、イタリア旅行の中でも特に快適で、効率よく都市間を移動できる手段です。

車窓に広がるトスカーナの丘陵地帯は旅のハイライトにもなりますが、快適に移動するためには 「事前予約」「駅での注意」「荷物管理」 の3点が重要です。


この基本を押さえておけば、初めてのイタリア鉄道旅でも安心して楽しめます。
あなたの旅が、安全で心地よいものになりますように。

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