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パリの朝、アンティークの宝探しへ。ひとり旅の女性でも迷わず楽しめる3大蚤の市の巡り方を、実体験を交えて詳しく解説します。
パリの週末、少しだけ早起きをしてメトロに揺られる時間は、旅のなかで最も贅沢なひとときかもしれません。目的地は、何十年もの時を経て大切にされてきた「物語」が眠る場所、蚤の市(Puces)。
アンティークに詳しくない方にとって、パリの蚤の市は少しだけ敷居が高く感じることもあるでしょう。しかし、実はたった3つの場所さえ押さえておけば、初心者の方でも、そして女性のひとり旅でも、迷うことなく最高の「お宝探し」を楽しむことができるんです。
今回は、パリの蚤の市を愛してやまない筆者が、自身のひとり旅での実体験をもとに、「ヴァンヴ」「サン=トゥアン」「アリーグル」という3大マーケットの巡り、そしてひとり旅で気をつけたいポイントを、実際に調べて分かったことを交えながら丁寧に解説します。
【ヴァンヴ蚤の市】小物探しに最適!行き方と巡り方のコツ

パリの南端に位置する「ヴァンヴ蚤の市(Marché aux Puces de Vanves)」は、数ある蚤の市のなかでも、私が最も初心者の方におすすめしたい場所です。その理由は、何といってもその「明るさ」と「手軽さ」。
Porte de Vanves駅からの最短ルート
アクセスは驚くほど簡単です。メトロ13号線の「Porte de Vanves(ポルト・ド・ヴァンヴ)」駅を降りて、地上へ出れば、そこから徒歩3分ほどでマーケットの入り口に到着します。人の流れに沿って進めば、並木道の下にずらりと並ぶ露店が目に入るはずです。週末(土・日)の午前中のみの開催ですので、日程の調整にはご注意ください。
朝一番が狙い目!ボタンや銀食器の宝探し
ヴァンヴの魅力は、家具のような大物ではなく、トランクに入れて持ち帰りやすい「小さなアンティーク」が中心であること。古いポストカード、何十種類もの繊細なボタン、時代を感じさせる銀のスプーン、そして可愛らしいカフェオレボウル……。
巡り方の鉄則は、とにかく「早起き」です。朝7時ごろからオープンし始め、お昼を過ぎると多くの店が片付けを始めてしまいます。おすすめは午前9時。まだ品揃えが豊富で、かつ全ての店が開いているゴールデンタイムです。
店主さんたちはとても気さくで、ひとり旅の女性に対しても優しく接してくれます。ヴァンヴは歩道沿いに一直線に並んでいるため、迷子になる心配もありません。「まずはここから」という安心感が、ヴァンヴにはあります。
🧺 ヴァンヴの蚤の市(Marché aux Puces de Vanves)
住所:16-18 Avenue Georges Lafenestre, 75014 Paris
営業時間:土・日 7:00〜13:00
行き方:トラム T3a Porte de Vanves 駅下車 徒歩約3分
メトロ13号線 Porte de Vanves(ポルト・ドゥ・ヴァンヴ)駅 下車 徒歩約3分
バス 58・59・N63・191番 Porte de Vanves 下車 徒歩約2分
公式HP:Les Puces de Vanves, le marché d’antiquité-brocante de Paris
【サン=トゥアン蚤の市】世界最大級!迷路のようなアンティークの森

「世界最大のアンティークマーケット」として知られる「サン=トゥアン(Marché aux Puces de Saint-Ouen)」。ここはもはや一つの「街」であり、アンティークファンにとっては一生に一度は訪れたい聖地です。
治安に注意!Porte de Clignancourt駅からの歩き方
アクセスはメトロ4号線の「Porte de Clignancourt(ポルト・ド・クリニャンクール)」駅から。駅周辺は非常に混雑しており、露店(偽ブランド品など)も多いため、初めての方は少し圧倒されるかもしれません。
コツは、駅を出たら脇目も振らずに高架下の方へ直進すること。5〜7分ほど歩くと、一気に雰囲気が落ち着き、本格的なアンティークショップが並ぶエリアに入ります。駅周辺の喧騒さえ抜ければ、中の方は比較的安全に楽しめます。
ポール・ベールとセルペットでハイセンスな逸品を
あまりにも広大なため、初心者はエリアを絞って歩くのが賢明です。私がおすすめするのは「ポール・ベール(Paul Bert)」と「セルペット(Serpette)」という2つの屋内・屋外市場。ここはセレクトショップのようなセンスの良い店が集まっており、19世紀のドレスからミッドセンチュリーの家具まで、目の保養になるものばかり。
サン=トゥアンは月曜日も開いているのが嬉しいポイント(ただし店により閉まっている場合もあり)。迷路のような路地裏で、自分だけのヴィンテージアクセサリーを見つけたときの感動は、何事にも代えがたいものがあります。
🪑 サン=トゥアン蚤の市(Marché aux Puces de Saint-Ouen / Clignancourt)
住所(入口付近):138/140 Rue des Rosiers, 93400 Saint-Ouen
※広大なため住所は代表地点(Paul Bert / Serpette付近)
営業時間:土 9:00〜18:00
日 10:00〜18:00
月 11:00〜17:00
行き方:メトロ4号線 Porte de Clignancourt(ポルト・ドゥ・クリニャンクール)駅 下車 徒歩約5〜7分
メトロ13号線 Garibaldi(ガリバルディ)駅 からも徒歩圏
バス 85番 Marché aux Puces 下車すぐ
【アリーグル市場】食と蚤の市が共存!パリジャンの日常を体験

観光客向けの蚤の市とは一線を画す、パリジャンの「台所」であり「社交場」でもあるのが「アリーグル市場(Marché d’Aligre)」です。ここは食料品マルシェと、こぢんまりとした蚤の市が一度に楽しめる、欲張りな場所です。
活気あふれるLedru-Rollinエリアの楽しみ方
メトロ8号線の「Ledru-Rollin(ルドリュ=ロラン)」駅から徒歩5分。バスティーユ広場の近くで、とても治安の良いエリアです。広場の中央には、誰かの家のガレージからそのまま持ってきたような、雑多な古本や食器が山積みになっています。
蚤の市の規模感と周辺カフェでのひととき
ここの蚤の市は決して大規模ではありませんが、だからこそ「掘り出し物」に出会える確率が高いのです。古いカトラリーセットが5ユーロで見つかることも珍しくありません。
買い物を楽しんだ後は、隣接する食料品マルシェでチーズやフルーツを買ったり、周辺のテラス席でカフェオレを飲んだり。パリジャンの日常のなかに溶け込む感覚は、ここアリーグルならではの魅力です。月曜日を除く毎日午前中に開催されているため、旅程に組み込みやすいのもメリットです。
🍎 アリーグル市場(Marché d’Aligre
住所:Place d’Aligre, 75012 Paris
営業時間:月〜土 8:00〜13:00 / 16:00〜19:30
日 8:00〜13:00
※蚤の市エリアは午前が中心
行き方:メトロ8号線 Ledru-Rollin(ルドリュ・ロラン)駅 下車 徒歩約5分
メトロ1号線 Gare de Lyon(リヨン駅) から徒歩約12分
バス 76番・86番 Ledru-Rollin 下車すぐ
パリひとり旅の女子必見!蚤の市での治安・交渉・マナー
スリ対策は万全に!バッグの持ち方と持ち物
パリの蚤の市は、観光客が多く集まる場所です。残念ながらスリのターゲットになりやすいのも事実。ひとり旅の女性が安心して過ごすための鉄則はただ一つ、「バッグは絶対に体の前で抱えること」です。
写真撮影や値段交渉を成功させるフランス語の魔法
素敵な商品を見つけたとき、いきなりスマホを向けるのはマナー違反。「C’est beau!(セ・ボー! / 素敵ですね)」と一言添えて、「Photo, OK?」と聞くだけで店主さんの表情がぐっと和らぎます。
値段交渉も、ガツガツせずスマートに行うのがパリ流です。例えば「C’est combien?(セ・コンビアン? / いくらですか?)」と聞き、もし少し高いなと感じたら「Un petit geste, s’il vous plaît?(アン・プティ・ジェスト、シルブプレ? / 少しおまけしてくれますか?)」と笑顔で聞いてみましょう。
現金とカードの使い分け
カード可の店が増えていますが、5〜10ユーロの小物購入や値段交渉には「現金(コイン)」が必須です。1ユーロや2ユーロを多めに持っておくとスムーズですよ。
荷物問題と帰り道
買い物しすぎに注意!エコバッグを忍ばせておくのはもちろん、割れ物を買ったときのために「プチプチ(緩衝材)」をトランクに数枚入れていくと帰国も安心です。
目的別!あなたにおすすめのパリ蚤の市診断
ヴァンヴ
アンティーク初心者、早起きが得意な方。可愛らしい雑貨や食器、ポストカードなどの小物をトランクいっぱいに持ち帰りたいあなたへ。
サン=トゥアン
映画の世界のようなヴィンテージに浸りたい方。一生モノの家具やジュエリーを探したい、体力に自信のあるあなたへ。
アリーグル
観光客向けの場を避け、パリの日常を覗きたい方。安くて素朴な古道具と、美味しい朝食をセットで楽しみたいあなたへ。
まとめ:パリの蚤の市で一生モノの宝物を見つけよう

パリの蚤の市は、単なるショッピングの場所ではありません。それは、誰かが大切にしてきた「時間」を引き継ぐ場所です。ひとりで歩くパリ。少しの緊張と、大きなワクワクを抱えてメトロを降りれば、そこにはあなただけを待っている宝物が必ずあります。
まずはヴァンヴの並木道を歩くことから始めてみませんか?
あなたのパリの旅が、このガイドでより豊かなものになりますように。

