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60代からの《口元ケア》。口元の影をふっくら整える3分マッサージ

ふとした瞬間に鏡や窓ガラスに映った自分の顔を見て、「あれ?なんだか疲れて見える……」と感じることはありませんか?

特に60代を迎えると、口元の横にうっすらと現れる「影」や縦じわが気になり始める方が多くいらっしゃいます。

「もう歳だから仕方がない」と諦める必要はありません。

高価な化粧品や特別な器具を使わなくても、ご自身の温かい手を使ったケアで、表情を明るくふっくらと見せることは十分に可能です。

この記事では、今日からお風呂上がりやスキンケアのついでにできる、1日たった3分の「口元ふっくらマッサージ」をご紹介します。

自分をいたわる優しい時間を持つことで、明日のお顔が少し楽しみになるはずです。

目次

なぜ口横に「影」ができるのでしょうか?

マッサージを始める前に、少しだけ「なぜ口横の影ができるのか」という理由を知っておきましょう。理由を知ることで、ケアの効果をより実感しやすくなります。一般的に、60代の口元の変化には大きく分けて3つの理由があると言われています。

1. 表情筋のコリと衰え

お顔にはたくさんの筋肉がありますが、口元を「下へ引っ張る筋肉」が凝り固まっていると、頬の重みを支えきれずに口角が下がってしまいます。逆に、口角を「上げる筋肉」が衰えると、ふっくらとしたハリを保つことが難しくなります。

2. お肌の乾燥と弾力不足

年齢を重ねると、お肌の水分や油分が保ちにくくなるのは自然なことです。乾燥した土壌にひび割れができやすいのと同じように、お肌も乾燥するとしなやかさを失い、口横の縦じわや影が定着しやすくなってしまいます。

3. 日常の姿勢(うつむき姿勢)

スマートフォンを見たり、家事をしたりするとき、どうしても下を向く時間が長くなりがちです。うつむく姿勢が続くと、重力の影響でお顔の皮膚が下がり、口元に影を落とす原因の一つになると考えられています。

3分で完了!ふっくらマッサージの実践編

それでは、実際に手を動かしてマッサージを行っていきましょう。

必ず乳液やクリーム、または美容オイルをたっぷりと塗り、指の滑りを良くしてから始めてください。摩擦はお肌の大敵です。

STEP1:頬骨の下からほぐす「土台ケア」

まずは、凝り固まった頬の筋肉をほぐして、お顔の緊張を解いてあげましょう。

1. 人差し指、中指、薬指の3本の指の腹を、頬骨の下のくぼみ(小鼻の横から耳に向かうライン)に当てます。

2. 指を皮膚に密着させたまま、その場で小さく円を描くようにクルクルと筋肉をほぐします。

3. 少しずつ耳の方へ位置をずらしながら、頬骨の下全体を30秒ほどかけてほぐしていきましょう。

《ポイント》 歯を食いしばらず、口をポカンと少し開けた状態で行うと、奥の筋肉まで緩みやすくなります。

STEP2:口角を上げる「表情筋ストレッチ」

次に、下がってしまった口角をキュッと持ち上げるイメージで、筋肉に正しい位置を覚え込ませます。

1. 両手の親指を顎の下に添え、人差し指の側面を口横のライン(ほうれい線)にピタッと沿わせます(「ヤッホー」と叫ぶときのような手の形です)。

2. そのまま人差し指を使って、口元の肉を耳の横(こめかみあたり)に向かって、斜め上へ優しく引き上げます。

3. 引き上げた状態で5秒キープし、ゆっくり戻します。これを5回ほど繰り返しましょう。

《ポイント》 皮膚だけを引っ張るのではなく、お肉全体を持ち上げるようなイメージで行うことが大切です。

STEP3:影を流す「リンパ・デトックス」

最後に、滞っている老廃物を流して、お顔全体をスッキリさせましょう。

1. 手のひら全体を使って、耳の下から首筋を通り、鎖骨に向かって優しく撫で下ろします。

2. 左右それぞれ5回ずつ行います。

3. 最後に鎖骨のくぼみを指で優しくプッシュして完了です。

マッサージ効果を高める「タイミング」

マッサージの効果を最も感じやすいのは「入浴中」または「お風呂上がり直後」です。

体が温まっていると筋肉がほぐれやすく、血行も良くなっているため、軽い力でも十分にケアができます。また、湯船に浸かりながら行うことでリラックス効果も高まり、副交感神経が優位になることで、表情自体が柔らかくなる方が多いのです。

「わざわざ時間を作る」のではなく、「お風呂タイムのついで」に組み込むことが、三日坊主にならずに長く続ける秘訣ですよ。

これだけは避けて!逆効果になるNG習慣

良かれと思ってやっていることが、かえって口元の影を深くしてしまうこともあります。以下の「NG習慣」と「OK習慣」を比較して、日々の動作を見直してみましょう。

やりがちなNG習慣(逆効果) おすすめのOK習慣
(ふっくら効果)
力の入れ方シワを消そうとグイグイ強く擦る
(皮膚が伸びてたるみの原因に)
筋肉を捉えて優しく圧をかける
(皮膚ではなく中を動かすイメージ)
保湿の状態何もつけずに乾いた肌でマッサージする
(摩擦で色素沈着やシワの原因に)
クリームやオイルで手が滑る状態で行う
(摩擦ゼロを目指しましょう)
姿勢猫背で下を向いたままケアをする
(重力で効果が半減します)
背筋を伸ばし、鏡で正面を見て行う
(正しい位置を確認しながらケア)
頻度週末だけ長時間頑張る
(肌への負担が大きすぎます)
毎日3分だけコツコツ続ける
(小さな積み重ねが変化を生みます) |

特に気をつけたいのは「力の入れすぎ」です。60代のお肌はとてもデリケート。赤ちゃんの肌に触れるような、優しい力加減を心がけてください。

まとめ:笑顔がもっと好きになる毎日の小さな習慣

口元の影やシワは、あなたがこれまでたくさん笑い、話し、人生を歩んできた証でもあります。完全に消してしまうことは難しくても、日々のちょっとしたケアで、印象を柔らかく、ふっくらと見せることは十分に可能です。

大切なのは、結果を焦らず、ご自身のお肌と対話するように優しく触れてあげること。

「今日も一日お疲れ様」と自分に声をかけながらマッサージをする時間は、お肌だけでなく、心まで解きほぐしてくれるでしょう。

今日から始める小さな3分間の習慣が、あなたの笑顔をより一層輝かせてくれますように。

この記事を書いた人
|ライターナギイ
40代になり世界がどんどん広がっています✨お顔の面積もなんか広がってきたような、、、
エイジング美容医療を研究中!

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